A jewel in a dunghill

雑念の地下シェルター

文句を言いながらも僕らはアニメを観る

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1月からノイタミナ枠であるアニメがスタートした。ちなみにノイタミナとはanimationを逆からローマ字読みしたものだ。
新しく始まったアニメのタイトルは「冴えない彼女の育て方」彼女とかいてヒロインと読むらしい。

 

あらすじ
春休み、アニメのBD購入費用を得るためにアルバイト中の高校生・安芸倫也は、桜の舞う坂道で出会った少女に興味を抱き、彼女をメインヒロインのモデルにした同人ゲームの作成を思いつく。1か月後、倫也はその少女が名前すら知らないクラスメイト・加藤恵であることを知った。それほどまでに印象が薄い恵をメインヒロインにしたゲームは成立するのか。筋金入りのオタクだがイラストもシナリオも書けない倫也は、同学年の美術部エースで隠れオタクの新進同人イラストレーター・澤村・スペンサー・英梨々と学年1位の優等生の先輩で人知れず新進ライトノベル作家として活躍している霞ヶ丘詩羽を誘い、恵の協力でなんとか同意を取りつけ、コミケ参加を念頭にサークルとしてゲーム作りを始める。ーWikipediaより引用


といった内容なのだが、誰がどう見てもテンプレハーレムラノベのアニメ化だと思うだろう。しかもまたかと…

男の主人公に対し複数の女性ヒロイン作品は珍しくもなくむしろ溢れている。どうせ鈍感主人公がモテながらも文句を言い傍から見ればこれでもかってほどの青春を送っていくアニメなのだろうと思いつつも放送初回である第0話を観たらその通りだった。多くの視聴者が予想したとおりのテンプレ設定アニメであった。

だがそれぐらいで視聴をやめることはない、王道テンプレにもしれなりの楽しみかたはあるし大事なのはストーリーとキャラなのだから。

その期待を裏切らないくらいキャラは良かった。幼馴染や先輩といったキャラには魅力があり、ヒロインの加藤もとても良く、加藤最高!!!と思えるだけで満足なのだ。
私は青春アニメが好きだ、それはアニメを見ることで青春を補完することができるからだ。もう二度と訪れることはない高校時代に仲間とかけがえのない体験をすることこそ青春アニメの魅力でありたまらなく好きだ。
だから文句を言う、主人公モテすぎだとかヒロインはちょろいだとか何だって言う。なぜならツッコミでも入れてないと直視できないから。

オタクという人種は面倒だ。世の中に出た作品にはいくらでも文句を言うくせに、具体的にどんな作品が観たいとは言わない。
なぜならそれは創作の領域だから。好きなジャンル・作品はあっても、こうしてこうなりこうやって終わるなんてことは知ったこっちゃない、それは原作者やアニメに関わる人たちがやることだから。

だから今日も僕らは文句を言い続けるし、冴えない彼女の育て方も文句は言いながら観る。なんだかんだいってもアニメが好きだから。